遅くなったら買い替え時期? ポケットWiFiの寿命を決める2つの観点

遅くなったら買い替え時期? ポケットWiFiの寿命を決める2つの観点 モバイルWiFi

世の中の全てのものには寿命があります…。

コフレちゃん
コフレちゃん

栄枯盛衰えいこせいすいですわ

サブレくん
サブレくん

何言っているの!?

もちろんポケットWi-Fiにも寿命があります。

使い方によっても変わってきますが、目安としてどのくらいと言われているのか、買い替え時期をどのように見極めたらよいのかご紹介します!

ポケットWi-Fiの寿命は何年?

ポケットWi-Fiをずっと使っていると、徐々に電池の持ちが悪くなる通信速度が遅くなるといった自体に直面します。

平均すると使い始めて1年半~2年くらいで、こうした劣化が起きるようです。

寿命が来ると、買い替えるか、バッテリーを替えるか、どちらかの手立てをとる必要があります。

ポケットWi-Fiの寿命を決める要因は2つあります。

  1. 内蔵されているバッテリーの寿命
  2. セキュリティや通信方式の変化によって規格に合わなくなる

バッテリーの寿命が交換の寿命

ポケットWi-Fiには、リチウムイオン電池が搭載されています。

リチウムイオン電池の寿命が来ると、ポケットWi-Fi自身が作動しなくなるので、バッテリーの寿命がポケットWi-Fiの寿命であるともいえます。

ポケットWi-Fiのバッテリー、リチウムイオン電池の寿命は約2年500サイクル使用で寿命が来ると言われています。

500サイクルとは、使用して充電してというサイクルを500回繰り返すということです。毎日使用して充電すると、1年と4か月半ほどで500サイクルになります。

もちろん、500サイクルちょうどで必ず寿命が来て使えなくなるというわけではありません。

徐々に充電してもすぐに空になってまた充電しないといけなくなる、電池の消耗が早くなる傾向が出てくるということです。

電池の減りが早くなってきたなあと感じ始めたら、電池の交換時期が来たというサインなのですね。

ポケットWi-Fiだけでなくスマートフォンやタブレットといったモバイル端末も同様に、リチウムイオン電池を使用しているためです。

バッテリーの寿命を延ばすには?

バッテリーの寿命を延ばすために、試したい3つのポイントがあります。

①充電回数を減らす

ポケットWi-Fi のバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、500サイクルを目安に寿命が来ると言われています。

そこで、毎日こまめに充電するのではなく、バッテリーの残量が少なくなってから充電するのがおすすめです。

毎日充電するのがルーチンになっているかもしれませんが、1日が終わった時点では半分くらいバッテリーの残量が残っていることがありますよね。

いつもどおりそこで充電して、翌日また同様に半分くらいのところで充電すると、2サイクルになってしまいます。

すぐに充電したくなるのをグッと我慢して…、限りなく少なくなったところで翌日充電すると1サイクルですみます。

使用時にもできるだけ使う電力を減らすと、バッテリーの減りをおさえられるので、充電の回数を減らせます。

電力消費を抑えるためにおすすめの方法が3つあります。

使わない時には電源を切る
→スリープモードや自動電源オフといった機能を使うと、自分で切らなくても機体が切ってくれます。
電波が入らないところでも電源を切る
→ポケットWi-Fiは、電波が入らないところでは作動できないので、電源を入れておく意味がありません。
省電力モード(ある場合)を使う
→普段から省電力モードを使うと、電力の消費をおさえられます。

②電池が無くなったままにしておかないこと

ポケットWi-Fiをしばらく使わない、といった時があるかもしれません。

使わないから、電源も入れていないし問題ないだろうと思いますよね!?

電池は使わずに放置しておいても、実は少しずつ放電しています。

しばらくすると電池が空の状態になります。

空の状態のまま放置すると過放電という状態になります。

過放電の状態のまま放っておくと、バッテリーダメージにダメージを与える可能性があります。

もし、長期にわたって使わない場合は、過放電を防ぐために月に1回くらいの頻度で充電するのがおすすめです。

③高温状態を避ける

ずっと使っていると、パソコンや携帯が熱くなったという経験を多くの人が持っているのではないでしょうか。

連続使用すると、どうしても端末が高温状態になってしまいます。

リチウムイオン電池は熱にあまり強くないので、高温状態が続くとバッテリーにダメージを与えかねません。

高温状態は発火にもつながりかねません。

以前、火を噴くスマホがニュースになったことがありますよね。

手に持っているものが発火するのは恐ろしいことです。

少し熱くなったと感じた時点で、電源を切って冷ますのが無難ですね。

④高速通信を実現する「キャリアアグリゲーション」は使わない

LTE-Advanced」という通信方法を設定できることがあります。

このシステムも「キャリアアグリゲーション」の一つです。

キャリアアグリゲーション
複数ある周波数帯域の電波を束ねて使って高速通信を可能にする技術です。

そこまで高速でなくても良い、従来の通信方式で大丈夫という人は、キャリアアグリゲーションを設定しない方が良いかもしれません。

高速通信ができる一方で、バッテリーの減りも早くなってしまうのです。

バッテリー交換はできる機種とできない機種がある

電池に寿命が来た場合は、本体を交換しなくても電池を取り換えればよいと思いますよね。そこで注意しなくてはいけないのが、自分で電池を交換できる機種とできない機種があることです。

①電池が自分で交換できる機種

自分で電池交換できる機種なら、最近バッテリー部分が熱くなるとか、充電しても減りが早いと感じた時点で新しい電池と取り換えられます。

交換用の電池は、ショップやネットなどで購入できます。電源を切った状態でふたを開けて交換します。

こちらの機種は、電池交換が自分でできるモバイルWiFi端末の一例です。

ソフトバンクのポケットWi-Fi 303ZT 303HW 501HW 502HW 504HW 505HW
ワイモバイル 303HW 502HW 504HW 603HW GLO6P GL10P
イーモバイル 303HW 603HW GLO6P GL10P
WiMAX SPEED Wi-Fi NEXT WX01 WX02 WX03 WX04 WX05

交換できる機種でも、電池自体の製造が終わってしまうと交換用の電池が手に入れられないので、バッテリー交換ができません。

その場合には、機種交換をする必要が出てきます。

②電池の交換が自分でできない機種

内蔵型のバッテリーを使っている機種の中には、本体のふたを自分では開けられない機種があります。

そういった場合の電池交換は、本体を購入したショップなどに持って行って、修理として工場に送って電池を替えてもらいます。

修理とは言え、保証期間内であっても電池は消耗品扱いになるので、有償となります。

各社が付帯サービスとして行っている、「故障保障サービス」の中には、電池交換が含まれているものもあります。

有償になりますが、長く使うなら考えても良いかもしれません。

一例として、電池交換を自分でできない機種には次のようなものがあります。

ソフトバンクのポケットWi-Fi 801HW
ワイモバイル 801HW 701UC 601ZT
WiMAX SPEED Wi-Fi NEXT W01 W02 W03 W04 W05 W06

規格が合わなくなっても寿命?

日々通信技術は進歩しています。

進歩すると、通信技術や暗号化技術の規格が上がっていきます。

規格に合わなくなっても使い続けられることが多いため、寿命が来ていると感じないことは多いかもしれません。

スマートフォンで3Gが4Gになり、5Gへと変わってきたときに、3G対応の携帯では5Gの回線を使えなくなったように、ポケットWi-Fiにも不都合が出てきます。

新たな規格がどんどん出てくる中、古い機種を使っていると技術革新の恩恵を受けられなくなります。

規格接続が遅い、音が悪い、通信が途切れることがあるといった不都合が起きる可能性もあります。

暗号化がうまくいかず、セキュリティ面でなんらかの問題が起きると、ポケットWi-Fiを使うことでウイルスにさらされるといった危険にさらされかねません。

規格が上がると、通信速度も安全性も改善され、より安全で良い快適な接続環境が保障されます。

使用中のルーターの規格を把握しておくと、買い替え時期の見極めにも役立ちそうです。

買い替え時期の見極め方は?

寿命が来たら、本体を買い替える必要があります。

買い替え時期は、電池の寿命と規格の状況の2つの観点から考えると良いですね。

バッテリーの持ちが悪くなった場合

本体の買い替え時期として、まずはバッテリーの持ちが悪くなった時があるかもしれません。

バッテリー・電池の交換ができる端末であれば、電池を交換するだけですみます。

自分でバッテリーを交換できない場合、工場に送って交換している間の時間的な問題とコストを考える必要があります。

バッテリーの交換と、本体の買い替えのコストがあまり変わらない場合、本体の買い替えを考えるのもおすすめです。

規格で決める買い替え時期

電池を交換できる機種で、使用を続けられるとしても2~6年で買い替えることがおすすめです。

というのも、規格の観点からみると2〜6年で寿命がくると考えるべきなのです。

①通信技術の規格を見てみましょう

通信技術の規格には、IEEE(アメリカ合衆国に本部がある電気電子学会が認定している)という標準規格があります。

また、世界中で使われているWi-Fiという通信技術を担っている企業で構成されているWi-Fiアライアンスも、Wi-Fiの進歩を示す段階を表す呼称を使っています。

一例として通信速度の進歩を紹介します。

種類 策定年 最大速度(ダウンロード)
Wi-Fi4
(IEEE規格名:IEEE802.11n)
2009年 600Mbps
Wi-Fi5
(IEEE規格名:IEEE802.11ac)
2014年 6.9Gbps
Wi-Fi6
(IEEE規格名:IEEE802.11ax)
2020年 9.6Gbps

2009年Wi-Fi4に比べると、5年後に出たWi-Fi5は10倍以上速く、11年後に出たWi-Fi6は15倍も速いことになります。

仮に本体が使い続けられるとしても、通信速度がこれほど遅いものを使うのは、作業効率の面からももったいないですよね。

②暗号化技術の規格の進歩

Wi-Fiも含まれる無線LANは、無線で通信するので、傍受される危険性が高くなります。

Wi-Fiを安心して使うには、情報を保護してくれる暗号化技術が不可欠です。

暗号化技術は、データを簡単には解析できない形に符号化する技術です。

通信中に盗まれても、暗号化されているので暗号を読み取る技術がないと、意味を成しません。

通信情報は保護されています。

暗号を解読する技術が出てくると、その暗号化技術は脆弱なものとなってしまいます。

いたちごっこのようですが、新しい暗号化技術が開発されると解読して不正しようとする動きも始まるので、暗号化技術は新しいほど安全だといえます。

もし興味があれば、無線LANの暗号化技術の進歩を見てください(笑)↓

無線LANの暗号化技術の進歩
  • 1997年
    WEP(Wired Equivalent Privacy)
    固定化されたキーを使って暗号化します。キーには、26桁までの16進数か13文字までの数字が使われます。暗号化方式としては簡単なものなので、暗号解読ツールも出回っています。悪意のあるユーザーが、簡単にパスワードを盗むことができます。今では、非常に脆弱な規格となっています。
  • 2002年
    WPA(WiFi Protected Access)
    WEPの脆弱性を補う強化版として暫定的に2002年に発表されました。
    暗号化のアルゴリズムを替え、安全性の高いTKIPが義務化されました。
  • 2004年
    WPA2
    さらに安全性の高いAESアルゴリズムが義務化されたWPA2が発表されました。
  • 2018年
    WPA3
    WPA2に「KRACKs」と呼ばれる暗号化した通信の改ざんや盗聴をされてしまうという深刻な脆弱性が存在しました。ハンドシェイクという技術を導入し、万が一、パスワードが盗まれてしまっても通信内容を解読不能することで、脆弱性を克服しています。

③基地局とポケットWi-Fiルーターをつなぐ技術の変更

通信事業者が通信方式を変えると、古い通信方式を使っているタイプのポケットWi-Fiが使えなくなってしまうことがあります。

例えば、UQコミュニケーションは、2020年にWiMAXサービスを廃止して通信速度がより速い「WiMAX2+」に替えることを発表し、基地局の設備変更を勧めています。

WiMAXの電波を使っているタイプのポケットWi-Fiでは電波を受信できなくなります。

ポケットWi-Fiを提供している通信事業者が基地局から発信する周波数帯が変わると、その周波数帯の電波を受けられる機体を使う必要があります。

周波数帯の変更は頻繁に起こる事態ではありませんが、使えなくなってしまうと困るので要注意です。

使い続けるのが危険となる状態

使い続けるのが危険な、買い替えが必要となる状態もあります。

①電池が膨れている

ポケットWi-Fiのバッテリーはリチウムイオン電池です。

リチウムイオン電池は、小型化が可能なのでスマートフォンやポケットWi-Fiなどの携帯端末によく使用されています。

リチウムイオン電池の内部では、電解液を通ってリチウムイオンが+極と-極を行き来する過程で充放電を行っています。

電池の+局側にリチウムを含むリン酸鉄系の材料、-極には通常炭素系材料、電解液には有機電解液が使われています。

リチウムイオン電池は、エネルギー密度が高いため急速の放充電が可能になります。

自己放電の割合が少ないという特長もあります。

一方で、熱に敏感な面があります。

長時間充電を続けると、熱を持ちひどい場合には膨らんでしまうこともあります。

電池が膨らんでしまうと、ふたの部分がちゃんと閉まらず浮いた状態になります。

電池パックが膨らんでいるのは、電池が寿命に近づいたことを示すサインでもあります。

必ずしも膨らんでいるから危険というわけではありませんが、そのまま放置して使うと、電池の持ちが短くなり使いにくくなります。また性能が劣化しているため、発火などの危険もあります。

②ポケットWi-Fiルーターに不都合がある

ポケットWi-Fiを使っていると、電池が切れているわけではないのに、いつの間にか切れていることがあります。

勝手に再起動したり、途中で切れてしまったりといったこともあります。

そういった事態がしょっちゅう起きるようであれば、やはり買い替え時なのかもしれません。

2年以上使っている場合には、規格面でも新しいものが出ているかもしれません。

まとめ

モバイルWi-Fiルーターを使っている筆者が、ポケットWi-Fiの寿命と、買い替え時期の見極め方を解説しました。

  • バッテリーの寿命は約2年(500サイクル)
  • 頻繁に充電しなければバッテリーの寿命は伸びる
  • 通信規格を考慮すると2年〜最長6年で要買い換え

今回の記事がポケットWiFiの寿命が気になる人の参考になれば幸いです!

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